2017-12-28 祈り 詩 私が誰かのために祈るとき 祈りは私のための祈り 誰かが私のために祈るとき 祈りはその人のための祈り 祈るとは何なのか 私は私の世界で生きている それがすべて 他には何もない 手を伸ばして触れることができる 小さな世界 そこで今も生きている 生きることは応じること 最初に投げかけられた言葉 それに応じて私は生きている そこに意思はない ただ音が響いている 偶然そこで鳴っている それが私 最初の言葉は届いていない 届いた言葉は嘘 誰のためでもない 誰にも届けない言葉で祈る 誰かの祈りを消してしまわないように 祈りに応じるものは 私しかいないのだから