2019-04-01から1ヶ月間の記事一覧

そういう形の穴が空いていた

名前も思い出せない歌、いつか嗅いだ花の香り、作り手のいない料理、膝上の猫の暖かさ、日々現れては消える心の機敏。 何かが無くなったものだと気がつくために、私たちはあったはずのものがなくなる経験を必要としている。当たり前の話かもしれない。 心に…

パッチンガムと世界平和

パッチンガムなんてものがあった。 差し出されたらガムを引き抜くと、優しいネズミ捕りみたいなのに指を挟まれるオモチャだ。 一時、とても流行ったような記憶があるが、身内だけで報復し合っていただけかもしれない。 悪戯なんてものを久しくしていない。相…

カレー焼きそばと自由の行使

上着が一枚減った分だけシュッとしたかと言うと、そもそも昨日カレー焼きそばを食べ過ぎたのだ。 やっと春らしくなってきたような気もするが、冬物をしまうのはまだ時期尚早な予感もある。当たり前のことではあるのだけど、天候の変化に備えることは出来ても…

それはたぶん知る必要のないこと

目覚めることが浮上だとするならば、眠りはどこへ落ちていくのだろうか。 夢の中へ、と言いたくなるところではあるけれど、個人的に夢は見るものであって、落ちていくものではないと思っている。 難しく考える必要などなくて、素直に眠りの中へ落ちていくと…

ステップは可愛いが、ボールはホラーか

烏のステップが好きだ。 烏自体も好きは好きなのだけど、あの地面をピョコ、ピョコと跳ねる感じが堪らなく可愛い。 スキップ鬼なんて遊びがあったけど、人間がピョコピョコしていても特に可愛いとは思わないのは、サイズ感が違うからだろうか? そう考えると…

勝手に珈琲豆を贈る

珈琲の焙煎を始めて半年くらい経つので、一度覚え書きを残しておこうと思う。 まず、慣れてきて思うのは、珈琲豆を焙煎するときは、焙煎自体よりもハンドピックの方が個人的には大変だと言うこと。体系的にどこかで習ったわけではないので、まずどの豆を避け…