ぼんやりしていたことに

はっと 気がついた

ここはどこだろう

どれぐらい こうしていたのか

目が覚めると

知らないところにいて

知らないひとたちと

知らないことをしている

あれ 次はなにをするのだろう

何もわからず わからなくて

焦りが 世界を白くする

自分が期待されているものも

自分が披露できるものも

煙のように掴めず

宙にただよう可能性は

どこにもぼくを連れて行かない

これはなんだ!

これは俺ではない!

俺を返せ!早く元に戻せ!

誰にむかって言ってるの?

ぼくはぼくだろう?

ぼくでもないぼくだ

さあ これからが本番

これは一度も見なかった夢ですから