2018-01-10 雫 詩 痛みで涙を流すとき それはあなたの痛み わたしは涙を見つめる 雫は表現の手段 痛みそのものはあなた あなただけのもの わたしも涙を流す それはわたしの痛み 痛みは伝わったのではない 人の痛みを痛むなど どうしてできるのか! 痛みを表現できるのは 一人だけなのだから わたしは何もない痛みを奪う それは誰のものでもない 雫は天から降ったのか 傘を広げて止むのを待つ